エンジンアノード交換
こんにちは、暴れ豚ですブゥ
今日は船外機のメンテナンス
エンジンアノードの交換について
書いていきますブゥ
こんにちは、釣りガールです
暑い中、ご苦労様です
ほんとに疲れたブゥ
でも、簡単だし、必要なメンテナンスなので
最低でも2~3年に一回は交換しましょう
エンジンアノードの交換
※私はマリン整備士でも販売者でもありません。個人的に行った内容を記載しますのでご了承ください。
エンジンアノードというのは、エンジン本体が受ける電気による浸食を、代わりに受けてくれる物です。
詳しくは割愛しますが(というか詳しいことは自分もよくわかりません・・・)重要なメンテナンスである、ということは覚えておいてください。
メーカーの推奨は年に一回交換とされていますが、最低でも3年に1回ぐらいは交換した方がいいと思います。
自分たちの場合も、船外機を新品で購入して、約3年たったので交換しました。
腐食自体はそこまでひどいものではありませんでした。
しかし、エンジン内部にあるアノードは塩にまみれていたので、これではアノードの役割が低下します。
出船後は毎回エンジン内に水通しをしていますが、それでも3年程度で塩にまみれます。
やはり、最低でも3年に1回ぐらいは交換した方がよさそうですね。
最後にyoutubeに上げた動画も貼っておきます。
分かりにくい部分は動画も参考にしてみてください。
必要な材料
今回は、全てマリーナの方に用意していただきました。
自分で用意する場合は、型番、などをしっかりと確認してください。
まずはこちらのプレート型のアノードが一つ。
約2500円程度です。
丸い小さいアノードが4つ。
こちらは1個あたり約600円。
全て購入して、約6000円前後となります。(購入する所により多少異なります)
今回はこの5つのアノードを交換しました。
マリーナの方にアドバイスを頂き、素人でも交換できる、と言われた場所の交換です。
もしかすると他の場所にもあるかもしれませんので、完璧に全て交換したい方は、マリーナの方に相談してみるのがベストだと思います。
材料の用意が終わったら、次に工具もしっかりと準備しておきましょう。
今回はラチェットレンチを使用しています。
ソケットは、8ミリ、10ミリ、の物を使いました。
こんな感じのセットの物でもOKです。
もしかすると100均にもあるかもしれません。
あと、アンギラ、細いマイナスドライバーがあればなお良いです。
※材料・必要な工具等は、エンジンの型式等で異なると思うので、要確認!!!!
それでは交換方法を一つずつ書いていきます。
アノードの交換方法
今回は船底塗装のついでに交換したので、陸揚げ時に行っています。
海上係留の場合、エンジンの土台についている2か所が交換できないため、出来れば陸揚げした時に行った方がいいと思います。
①エンジンの土台についているプレート型のアノード
まずはプレート型のアノードです。
汚い画像で申し訳ないのですが、赤枠で囲った部分がアノードとなります。
船外機の土台の一番底部に付いているので、こちらのアノードは常に海水に浸かっています。
そのため、貝や海藻なども付着するので、定期的に掃除も必要です。
一度陸に上げてしまえば、交換は非常に簡単で、両サイドの2か所のボルトを外すだけで取り外しができます。
黄色の枠で囲った部分です。
まずは貝や海藻をしっかりと取り除き、ボルトをむき出しにします。
貝などが付着した状態で無理やり回すと、ボルトがなめかねないので、横着せずにしっかりと掃除してください。
その後、ラチェットなどでボルトを外します。
ラチェットのソケットは10ミリの物を使いました。
新品を付けるとこんな感じです。
取り付けも、取り外した時と同じで、両サイドをボルトで固定するだけです。
増し締めはしっかりと行ってください。
これで交換完了です。
当たり前ですが、新品と交換するとすごくきれいですね。
写真を撮り忘れたのですが、古いものは所どころ腐食していました。
このアノードが代わりに腐食してくれることで、エンジンの腐食を防いでくれます。
②エンジンの土台についている丸形のアノード
先ほどのプレート型のアノードの少し上側についています。
またまた画像が汚くて申し訳ないですが、赤い丸で囲った部分です。
ここも普段は海水に浸かっているため、貝などが付着しています。
丸形のアノードの真ん中にボルトが貫通していて固定されています。
まずは貝などをしっかりと取り除き、ボルトをむき出しにします。
この時に、先ほど紹介した細いマイナスドライバーなどがあれば簡単に掃除できます。
アノードとボルトの隙間が狭いので、先が細くて固い物が必要です。
貝などを掃除したら、こんな感じでラチェットを入れてボルトを回します。
ソケットは、8ミリの物を使いました。
新品に交換するとこんな感じになります。
ここもしっかりと増し締めを行ってください。
どちらのアノードも、ボルトの開け閉めだけの作業なので、そこまで難しくはありません。
③エンジン側部の2か所
ここからは直接エンジンに付いているので、開閉時には内部に異物が混入しないように気を付けてください。
まずはエンジンカバーを外します。
カバーを外すと、後部から見て右側にあります。
赤枠で囲った部分の2か所になります。
まずは黄色で囲ったボルトを緩めます。
ここは10ミリのソケットです。
ボルトを外すと、カバー全体が外れます。
この時、カバー自体が塩で固着していると思うので、先ほど紹介したアンギラ等で挟んで、ねじる様にすれば簡単に取れます。
こんな感じで、横から挟んで、ねじる感じです。
取り外したものがこちらになります。
このように塩が固まっていますので、先ほどの細いマイナスなどで、塩を取り除いてください。
後は同じように、ラチェットレンチを使ってアノードを取り外し、新品と交換します。
ここは8ミリのソケットです。
これを2か所同じように交換して完了です。
最後に締め付ける時には増し締めをしっかりと。
④エギゾーストカバーの中の丸形のアノード
最後5か所目のアノードです。
ここが一番手間がかかります。
場所は先ほどのアノードのすぐ横です。
赤枠で囲った部分です。
画像では見切れていますが、ボルト8本でカバーが固定されています。
まずはそのボルトを外していきます。
下部2か所が非常に外しにくいので、エンジンカバー自体を外して行うのが簡単だと思います。
カバーを外すと、丸形のアノードがついています。
赤枠で囲った部分です。
同じように、細いドライバーなどで、塩を掃除してください。
その後は、他の丸形アノード同様に交換してください。
それと、画像はないのですが、このカバーには黒いパッキンがついています。
それもついでに変えた方がいいかもしれません。
詳細は動画にて。
交換が終わったら、カバーを取り付けて完了です。
YOUTUBEに上げた交換動画
文章では分かりにくいかもしれませんので、こちらの動画も参考にしてみてください。
まとめ
かかった費用は約6000円。
時間は約1時間程度(知識や経験等により誤差あり)。
アノードはエンジンを守るためにも必要な部品です。
定期的に交換しておきましょう。
そこまで難しい作業ではありませんが、全くの素人だと少し時間がかかるかもしれません。
陸揚げするときには、マリーナの営業時間等も考慮しておきましょう。
船底塗装などの陸揚げは夏に行うことが多いと思いますが、その際には熱中症対策もしっかりと。
この日はめちゃくちゃ暑くて、まじできつかったです。
また、ケガなどしないように、手袋なども着装しておきましょう。
材料や工具などは、予め用意しておき、最初から万全の体制で作業を始めた方がいいです。
特にアノードなどの専門的な部品は、すぐに用意できるものではありません。
船を上げたはいいが、部品が違っていた、工具が足りない、って事になると、陸揚げ費用と時間が無駄になるかもしれません。
エンジンの年式や型式、部品の型番など、分からない場合は必ずマリーナなどに問い合わせて購入してください。
最後に・・・
一番いいのは、マリーナで整備士さんに依頼するのが一番確実です。
その分費用はかさむと思いますが、手間と時間と安全を考えると、無理をするべきではありません。
特に普段こういった作業をされない方だと、ミスをしていて船外機が壊れたり、最悪ケガをする可能性もあります。
こちらのブログ及び動画を参考にされる場合には、自己責任でお願いします。
それでは良いマリンライフを・・・