メバリングに必要なリールの専門知識
んー・・・あんまりアツくならなくていんじゃない?
すでに暑苦しいし・・・
ブヒィィィー
毎度毎度むかつくブゥ
心の声が漏れてますけど・・・
1回焼き豚になってみます?
ヒィィイイー
焼き豚になる前に、リールの説明に行くブゥ
リールに関するアレコレ
前回はロッドに関する専門知識の記事を書きました。
個人的には、リールよりもロッドの方が重要かなと思いますので、ロッド選びは慎重に行きましょう。
で、ロッドを選んだら次にリールです。
リールも沢山あるのですが、私はロッドと同じように月下美人シリーズを使っています。
やはり、ロッドが月下美人なら、リールも月下美人にしたいですよね?
道具にこだわる人は特にそう感じるはずです。
さらにこだわる人は、他の人が持っていないようなメーカーのロッドを買ったりしますが、リールはどうしてもダイワかシマノの2拓になってしまいます。
ダイワで言えば、月下美人よりももっとグレードの高いリールもあります。
小型のリールであれば最高峰のイグジストなどですね。
やっぱり1度は使ってみたいですが、ちょっと手が出ません・・・
ということで、リールも月下美人シリーズを基準に色々説明していきたいと思います。
重量
やはりリールを選ぶ際に1番重要視したいのが、リール本体の自重です。
せっかく軽いロッドを買っても、リールが重いと少しもったいないです。
ロッドの方が重要だと考える私的には、ロッドをハイエンドモデルにし、リールは下位モデルを使う事も選択肢の1つとしてはアリだと思います。
が、、、、やはりロッドをハイエンドモデルにするなら、リールもハイエンドモデルを・・・・
おっと、ここから先はあえて言いません(笑)
月下美人の重量
月下美人シリーズのリールは、全部で3種類のモデルが発売されています。
モデル | 自重 | 参考価格 |
月下美人 MX | 190g | 19500円 |
月下美人 AIR | 175g | 35000円 |
月下美人 EX | 170g | 61000円 |
※2000番台のシリーズを参照
※現時点でMXのみLTモデルになっています
ロッドよりは重量に差がありますね。
ロッド(7フィート2.24m)の自重で1番軽いのがAIRAGSの60グラム
リールで1番軽いのがEXの170グラム
合計で、たったの230グラムしかありません。
しかし、値段もものすごいです・・・
何と、103800円!!???
※参考定価価格※
実際に店舗で買えばもっと安いですけど、それでも7万円前後はすると思います。
重量の話からちょっとずれましたが、値段は高いけども出来れば軽い方が良いです。
ちなみに、1番安いシリーズだと、合計で282グラムです。
約50グラム違うので、この違いは釣りに行くと実感するはずです。
特にルアー釣りは、かなりの数のキャストを行います。
長時間釣る場合などは、やはり軽いほうが疲れにくいですね。
番数
これは単純にリールの大きさの事です。
リールは、1000番・1500番・2000番・・・
こんな感じで、数字が大きくなればなるほど、リールも大きくなります。
1000番から2000番、2000番から3000番、のように、1000番単位で数字が変わると、大きさ自体もかなり変わってきます。
重量の違いを感じ取るのは意外と難しいですが、リールサイズは手に取ればもろに分かります
月下美人では、1000番と2000番サイズのみの展開です。
リールのサイズ表記
豆知識として、サイズ表記の説明を少しだけ・・・
2004H(C)(DH)
200●は2000番。
4は、フロロもしくはナイロンラインの4ポンドが100メートル巻けるという意味。
Hはハイギア。
Cはコンパクトボディー。
DHはダブルハンドル。
です。
新しく発売されたLTモデルでは・・・
LT2000S-P
LT・・・LT採用
2000・・・2000番サイズ
S・・・シャロースプール
P・・・パワーギア
となっています。
最新であるMXもすでに発売から約2年経過していますが、AIR・EXは未だLTモデルは発売されていません。
といういことで、一番安いMXが先行でLTモデルとしてモデルチェンジをしたので、簡単なインプレ記事を作ってみました。
参考程度にご覧ください。
ドラグ性能
ドラグ性能を見るときに重視したいのは、ドラグ力・滑り出し・ドラグ音、この3つですね。
まあ最後の「音」はあまり釣行に関係ないですが、気になる人は気になると思います。
しかし、ドラグ性能、というのは、リールを使わないとわからないものです・・・
ただ、言い方は悪いですが、安物のリールのドラグ機能ってあってないようなものです。
調節しても、あんまり機能しません。
最近は安いリールでもそれなりになっては来ましたが、やはり最低でも1万クラスのリールにはしたほうがいいかと思います。
ということで、もう少し具体的に・・・
ドラグの滑り出し
良いリールのドラグは、ラインが出て欲しい時(ドラグが滑って欲しい時)に、素早く反応してくれます。
これは非常に重要なのですが、残念ながら使ってみない事には分からないんですよね・・・
ダイワでは、ATDと言われる独自のドラグシステムを採用しています。
また、メバルやアジなどの繊細な釣りでは、ドラググリス、を変えることでさらに滑らかに出すことが出来ます。
あまり馴染みはないかもしれませんが、こちらのグリスは有名です。
玄人の方はこのあたりにもこだわるみたいです。
まあ正直なところ、月下美人でいえばMXの一番安いモデルですらそれなりに動作しますので、そこまで気にする必要はないかと思います。
今までに、ドラグダメやなー、と感じたことはありません。
余談ですが、ベイトリールは結構その違いを感じることが多いと思います。
ドラグ力
AIR・EX共に、2キロ、となっていますが、MXでは5キロに強化されています。
2キロあれば十分だと思いますが、近年ではメバル以外のターゲットをルアーで狙うこともあるので、5キロになったのは心強いと思います。
ただし、ラインシステムが弱いと意味ないので、強めのターゲットを月下美人で狙うなら、それなりのラインシステムを組んで行きましょう。
ドラグ音
ドラグ音を気にする人は、ダイワ派、シマノ派、で別れることもありますよね。
個人的にはダイワが好きですが、そこまでは気にしてないです。
エギングなんかではしゃくる際にも鳴らす人が多いので、鳴る時にはいい音のがいいのかな。
やはり高級なリールほど、いい音、が鳴るような気がします。
ドラグ音に関してはコチラの動画も参考にしてみてください。
AIRの方はまだ現在も現行のモデルとなっています。
次に現行のMXです。
こちらのインプレ動画にドラグ音も入っていますので参考までに。
ボールベアリング
リールにはたくさんのボールベアリングが使われています。
上位モデルになればなるほど多くなります。
月下美人では、下位モデルから「7→8→10」と多くなります。
このボールベアリングが多ければ多いほど、リーリングが滑らかになります。
安いリールだと、2つぐらいしか使われていない物もありますが、比べてみると違いが分かります。
ガタツキがあったり、ちょっとした遊びがあったりと、巻き心地が全然違います。
また、シャラ音、シャリ感の原因も、ボールベアリングの有無によって感じることが多いと思います。
ベアリングがダメになった場合も同様です。
ちなにみですが、安いモデルでベアリングが使われていない場所には、かわりにプラスチック製の疑似ベアリング(通称カラー)が使われています。
実感するのはラインローラー
数あるベアリングの中でも割と実感するのが、ラインローラーです。
月下美人では、AIRとEXモデルで、ラインローラーにボールベアリングを搭載し、フィーリングの向上と糸よれを軽減しています。
このラインローラーがダメになると、リールを巻くときにキュルキュルという異音がしたり、ラインが引っかかったりします。
重症になると、全く動いてないなんてこともあります。
しっかりとメンテナンスが必要です。
水洗いだけでも全然違うので、釣行後にはなるべく水で流しましょう。
この時、ドラグは絞めた状態で行うように注意してください。
ギア比
ギア比というのは、ハンドル1回転に対しての、スプール回転数との比です。
リールによって違いはありますが、この数字が多くなればハイギア、低くなればパワーギアとなるのが一般的です。
月下美人のギア比
現行モデルのMXではパワーギアとノーマルギアで、ハイギアは廃止されました。
パワーギア 4.8
ノーマルギア 5.2
AIRとEXでは従来のノーマルとハイです。
ノーマルギア 4.8
ハイギア 5.6
となっています。
こうしてみると、旧モデルのノーマルギアが、現行のMXのパワーギアとなっているので、どちらのモデルを買うにしても違和感はないと思います。
ノーマルギアの簡単な解説
AIR、EXのノーマルギアなら、ハンドルを1回転回すと、スプールが4.8回転(4.8回周分ラインを巻き取る)ということです。
その時のライン巻き取り量(2000番スプール)は、ノーマルで64センチ。
現行のMXの場合は、5.2回転で、68センチ、と、少しだけ大きいです。
僕の場合は
近場を攻める短いロッドには、ノーマルギアのリールを装着しています。
一巻きあたりのライン巻取り量が小さいので、ゆっくりただ巻きする場合や、ライン回収を急がない近場では使い勝手がいいです。
ハイギアの簡単な解説
AIR、EXでは、ギア比5.6で、巻取り量は75センチとなっています。
ノーマルギアと比べると、約10センチ多く巻き取ります。
僕の場合は
遠くを攻める長いロッドには、ハイギアを使っています。
ハイギアは巻き始めが少し重いので、瞬間的な巻きに反応しずらいというのが少しのデメリットかなと。
気にならない人は気にならないかもしれませんが、僕は割とそう思います。
使い分けていて普段からどちらも使っているので、余計にそう感じるのかもしれません。
巻取りが早いので、遠くを攻める時なんかは便利です。
プラグやフロートなどで遠投して広範囲を探る時には使い勝手がいいですね。
パワーギアの簡単な解説
一般的には、ノーマルよりもギア比が小さいリールを指します。
AIRとEXでは設定がなく、MXでのみ設定されているのですが、今回のMXでは、旧モデルのノーマルギア比と同じなので少しわかりにくいのですね。
(例)
パワーギア ギア比 4
ノーマル 5
ハイ 6
あくまで例えですが、普通であればこんな感じで展開されていることが多いです。
ようは、とことんまでギア比を落とし、軽く巻くためのギア比ですね。
近年では、アジングでパワーギアのリールを使う事が多くなっているように思います。
まあそのあたりは今回は割愛しますが、メバリングであればノーマルが使いやすいように思います。
一長一短あるので、ある程度慣れてきたら使い分けましょう。
使い分けに関しては別記事にもまとめたので、よければ参考にしてみてください。
まとめ
本当に道具選びは難しいですが、まずは店に行って実物を触ってみましょう。
触って自分のフィーリングで選んでみるのもいいと思います。
私的には、軽いリールがやはり使いやすいので、自重は結構重要視しています。
あとは巻き心地ですね。
とはいえ、こればかりは買ってみないと何ともいえません。
アタリ・ハズレ、が個体差としてあるみたいなので、もしかしたらハズレにあたることもあるかもしれません。
私は今の所ないんですけどね。
あとは値段も・・・高いとちょっとキツいので妥協してしまいそうになりますが、やはり最初から・・・
今日は以上です。